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だったけど
だったけど

こんな発想をした彼を

2015年10月28日

 だったけど at 15:26  | Comments(0)
先日、アーティストであり文筆家でもあった赤瀬川原平氏が亡くなった。
私にとっては、面白い遊び相手を失ったような喪失感がある。
何と言っても、彼の発想には、人をノセて突き動かすパワーがあった。
流行語にもなったが、
老化現象をマイナスに捉えず『老人力』という「パワーがついた」という発想を広めたり、
世の中にある「無用の長物」のようなものを見つけて
『トマソン』と呼び、あらゆる場所の「トマソン」探しにマニアを喜ばせたこともある。
「無用の長物」をトマソンと呼ぶのは、
かつて野球の巨人軍にいて役に立たないと評されたゲーリー・トマソンからとっているという。
かのトマソン選手からすれば、「いい笑い者にしてくれたな~」と言われそうでもあるが、
彼には、そう言われても意に介さないところもあった。
そんな彼の行動を代表する事件は、
『朝日ジャーナル』に連載していた「櫻(さくら)画報」でのこと。
この「櫻画報」は、『朝日ジャーナル』の「息抜き漫画のコーナー」のようなものだったが、
彼にとっては「櫻画報」の書かれている部分こそが中心で、
『朝日ジャーナル』という表紙も、秀逸な記事も「櫻画報」を包んでいる包装紙。
とギャグっぽく表現していた。
同誌に連載していた「櫻画報」に、
水平線から朝日新聞の題字が登るイラストを描き、それを見て”馬おじさん”が
「アカイ アカイ アサヒ アサヒ」と叫ぶ絵を入れ、
その欄外には、「朝日は赤くなければ朝日ではないのだ。」
という文言を入れたところ、
『赤=朝日』のイメージを与えたくなかった『朝日』が
血相を変えて雑誌を自主回収する騒動になった。
そんな風に、何かと話題を提供してくれた人物だった。
また、彼のカメラ好きは有名で、かれが理想とするカメラは、
「ズッシリ軽いカメラ」だそうだ。
  


小さい声が聞こえてくる

2015年10月19日

 だったけど at 16:44  | Comments(0)
「ふう…。なにやら煩いと思ったら、寝言かよ…」
 「ハロウィンの夢か。可愛いよな・・・」
 「可愛いって、博人さんは、私と潤と」
 「そういう事を聞くか?」
 「聞くよ」
 「それよりも嬰兒床組、ハロウィンはまだ先だろ」
 「末だよ、今月末。まだ2週間も先の事だ」
 「どうする?」

欲しかったら、自分で言ってくるだろう。
そう思った友明は、博人に言っていた。
 「別にどうもしないよ嬰兒床床圍。ただ、ハロウィンで楽しく美味しい夢を見てるだけの事だ」
 「それもそうだな。寝言が現実になれば嬉しいよな」全く寝言の煩い事ったら・・・。バタン…。
と、子供部屋のドアを閉めては友明は博人に食って掛かっていた。
 「言っとくけど、たとえ相手が潤であろうと、可愛いとか」
 「はいはい。そうやって嫉妬されるのは嬉しいが、度を超すと嫌われるぞ」
 「誰に?」ふふっ…。「久しぶりにエッチしようか」
そう言いながら、博人は友明の服を脱がしてる。
 「こっちの意見なんて聞こうとは思ってないだろっ」
 「いや、思ってるよ」
 「なら、直ぐにそうやって脱がさないで」

博人は、友を寝室に連れ入っては押し倒してる。「ひろっ」「静かに」
そう言って嬰兒餐椅、博人は友明の唇に自分のを重ねる。